2019春の常磐三陸大縦断鉄道旅(2)三陸縦断!女川~石巻~志津川~本吉~気仙沼

常磐三陸鉄道大縦断旅3日目は女川からスタート。

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仙石東北ラインのHYBRID Train が1往復だけ女川まで来る。…朝 女川を出て夜 仙台から女川まで来る。

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女川の街は見事に復興が進んでいた。

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   (中段右 : 倒れてるのは震災遺構の旧女川交番)

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…女川駅は震災の3ヶ月前に来たことがあったのですが、まさか駅まで津波で流されるとは思わなかった。当時は女川駅から真っ正面は建物があり海は見えなかった。駅から海まで300mほどだが、高さも20mくらいあるので、ここまで津波が来てしまう…と思うと恐ろしい。

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…女川では、いのちの石碑 プロジェクト ということで 中学生さんなどが津波の恐ろしさ 津波への備えを忘れぬために、実際に津波が到達した地点に石碑を建て、後世に向けたメッセージを記している。そうした人々の思いが また将来来るであろう三陸の津波の被害を抑止することに大いに寄与すると感じた。


街の規模が比較的大きくなく 仙台に近いとか他の街に比べて有利な面もあるのかなと思いましたが 女川の方々のご尽力があって女川の街が見事に再興したのだと思った。 …UR(都市機構)さんも街作りに協力したとのこと。

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昨夜女川で戴いた海鮮丼。これは絶品…!

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女川のとなりは石巻。

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今回 旅の空でお話する機会があった40代くらいの男性によると、震災の当日石巻におられたとのことですが、海の底を初めて見た…とのことでした。津波の引き潮ということのようなんですが、その後お逃げになったとのこと。…どの程度危機的状況だったかは仰ってなかった。三陸地方の復興に携わっておられるとのことで、陸前高田の話とかも教えていただいた。


震災のとき大川小学校で起きた悲劇は人々の記憶に刻まれている。大川小は旧河北町ですか。2005年に石巻と合併した。石巻の街の真北に位置する。町村合併の影響もあったのかなと思う。 北上川(新北上川・北上川放水路・追波川)を津波が4Kmも遡ってきたのだから想定外ではあったのだろう。 …しかし裏山があるんだからそこに逃げればよかったのに…とは誰もが思うところだろう。過去に津波が来たことが無かったとはいえ 先生などが的確な判断を下せていたらよかったのに…と思う。

気仙沼線(南端区間)から見える旧北上川。石巻市街で石巻湾に達する。

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石巻の北東に位置する雄勝も石巻と合併したが津波の被害が大きかった。話は変わるが倉敷の近郊 真備も町村合併により倉敷と合併したがそのために元々の町村のときのようにまでは予算とか人員の関係で目が届かぬ部分も生じてしまったと聞く。

全国で進められた2000年代の町村合併自体は財政面などでやむを得ないものだったと思うが、そのために合併された町村部などで住民の命を守る自治体の足腰が弱まってしまったのは残念だった。…合併後の自治体の責任というよりも、これらの問題に対処すべきなのは政府の責任だと思っている (合併された旧自治体に対し財政的に手厚い支援をするとか…)。



石巻から前谷地へ向かい気仙沼線に乗り換えた。前谷地は旧河南町ですか。河北とか河南とかというのは北上川の…という意味で北上川は大きな川だ。 ここも石巻と合併。

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(以下続きます)

前谷地から気仙沼線に乗った。…現在の実態は柳津線である。前谷地からほどなくして柳津へと至る。柳津という地名は会津にもありますね。会津柳津は何回か行ったことがある。

こちらの陸前柳津は、その昔気仙沼線が(柳津~志津川~本吉間で)全通する前は柳津線(だったかな)の終着駅だった。…それもあって現在 気仙沼線の仮の乗換駅になったのかな…。

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柳津から志津川 本吉を経て気仙沼へとBRTで向かった。

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…基本的に旧気仙沼線の軌道がBRT専用レーンになっているのであんまり揺れないという意味で普通のバスよりは快適である。 そして志津川とか街に着くと高台の病院や役場に寄るのでそういう意味では便利である。あとJR東日本が運営してるので青春18きっぷも使える。

しかしやはり列車の方が客席が広く居住性が高いし、駅弁も食べれるし、風情もあるし BRTの5倍くらい快適である。 東日本さんは黒字なのだから、なんとか気仙沼線を復活させてほしい。なにとぞお願いシマス…!!

さてBRTのバスは数駅(というか数停留所)を経て志津川の街に入った。 …当初志津川に泊まろうかと思っていたが 電話した宿があいにく満室で、女川に泊まることにしたのだった。

(以下 志津川編に続く!)

…BRTのバスはほどなくして志津川に着いた。気仙沼線沿線で最大の街である。
BRTの志津川駅は、気仙沼線の旧志津川駅の近くで、ちょっと海側に寄った所。(たぶん…)

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高台移転した南三陸町役場。

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震災遺構の志津川観光ホテル。

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復旧工事が行われている志津川の街。

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高台に移転した志津川の住宅地。

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…BRTのバスから拝見するだけで志津川で降りることはできなかった。志津川の中心地 (志津川駅があったあたり)は、仮設のBRT停留所とか、造成中の街など、まだ復興の途上にあるように感じた。

志津川は漁業基地としては気仙沼に次ぐ重要な街なんですが、志津川は陸前高田と同様 湾口が広くて、それだけに津波で流されてしまった被害が大きく、そのため街の形成に時間を要しているのかなと思った。役場や病院、住宅地は高台移転が進んでいるが、商店街とか海側に近い区画がまだこれからという印象だった。

東京五輪とかの影響もあるだろうと思った。…復興五輪とかウソっぽいテーマ?を掲げているが、東北各地の復興の足を引っ張っているのにそういう偽善的なことは云わないで欲しいと切に願う。

志津川には南三陸さんさん商店街があって、そこでいろいろ美味しいものが食べられるのだが、今回は寄ることができなかった。BRT車窓から見えるのでしょうが、見逃してしまった…。

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志津川の街はまだ更地が目立ったが、三陸南部を代表する漁業基地だけに、復興が進めばいいなと思った。
その後、父に志津川に寄ったことを話したら、祖母(父の母)が若いころ志津川に住んでいたんだよ、と話してくれた。わしの家は元々仙台なので、仙台からもそう遠くない志津川に祖母が住んでいたという話を聞いて ご縁があったんだな…と思った。  

志津川は長年鉄道の開通を待ち望んでいただけに、1977年に国鉄気仙沼線が全通したとき、志津川の人たちは大きな喜びをもって 街をあげて歓迎した。やはり鉄道が通じれば、志津川や歌津、本吉といった沿線の街には大きな力になると思うし、観光客も志津川に来やすくなるし、ぜひJR東日本さんにはBRTの整備と並行して 鉄道路線としての気仙沼線の復活をぜひお願いしたいです。

…ネットで色々見てましたが 柳津止まりでは中途半端なので 取り敢えず志津川まで気仙沼線(鉄路)を延伸してほしいです。志津川駅に1面2線のホームを作り交換施設を作ればさほどの難工事ではなく設置できるようです。できれば元の場所に設置してほしいです。 仙台~小牛田~志津川の直通列車を1日6往復でいいので走らせて下さい。…志津川まで気仙沼線が伸びれば、気仙沼線BRTともより機能的に融合できるはずです。東日本さんどうぞよろしくお願いします!!

志津川のとなりは歌津。…もとの歌津駅前にBRTの停留所があった。歌津は志津川と合併している。

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歌津の次が本吉。…本吉も大きい街だ。  

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本吉でも復興工事が続いていた。

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本吉は北となりの気仙沼と合併している。 それもあってか本吉~気仙沼のBRTの本数は多い。30分に1本はある。

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…しかし相対的に本吉~志津川~前谷地の本数は 本吉~気仙沼間の本数のおよそ半数しかないので気の毒である。およそ1時間に1本程度か…。

本吉は三陸最大の漁業基地・気仙沼と近い(市街地の南気仙沼までBRTでおよそ30分 気仙沼駅までだとおよそ40分)ので  現在のBRTでもある程度便利なのかなと思ったが、志津川は本吉までBRTでおよそ40分かかり 柳津まではおよそ30分だがそこから前谷地まで行き小牛田へ出て それでやっと仙台へ出れるので、乗換が手間である(一部柳津~前谷地~小牛田まで行く列車もある)。

そうなるとやはり気仙沼線の鉄道路線復活を切に期待したい。東日本さんよろしくお願いします…!

(気仙沼編に続く…!)

陸前階上駅。 …この駅は内陸にあるため津波の被害が無かったようだ。また鉄道駅として復活してほしいと思った。

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一般道路からBRT専用道(=旧気仙沼線)へ合流。 …いま旧気仙沼線ではBRT専用道の補修工事が着々と進んでいる。

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BRTのバスは南気仙沼まで来ました。このあたりが気仙沼の市街地で、魚市場とかある。
2011年の震災の夜 気仙沼が大火事になったと聞いて心を痛めたが 気仙沼市街は量販店なども立ち並び にぎわいを見せていた。南気仙沼で乗降する人は多かった。


そこから専用道=気仙沼線の軌道を進み やがて大船渡線が左側から寄り添い気仙沼駅に着いた。

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気仙沼市街と異なり 気仙沼駅付近は内陸にあるので津波の被害は受けていない。 2010年の年末に来たときは気仙沼駅前のホテルに泊まったんですが変わらず営業なさってました。

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気仙沼駅と南気仙沼=気仙沼市街の関係は、八戸駅と本八戸の関係と似ている。気仙沼駅は対外的な乗換駅で  市街地はそこから少し離れた海側にある、と。

…大船渡線も震災後は内陸区間の一ノ関~気仙沼までになってしまっており、実質こっちが気仙沼線 というような状況である。 そして海側区間の気仙沼~大船渡間が大船渡線BRTという状況である。

…JR東日本さんはBRTの宣伝に余念がない。 立場としては分かるが、そこを何とか 志津川 歌津や陸前高田 大船渡の方々のために  鉄路の復活を…。

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…気仙沼から陸前高田・大船渡・盛行きの大船渡線BRTに乗り換えた。こちらもけっこう混んでいる。

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(以下 大縦断旅(3)陸前高田編に続く…!)

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