2019春の常磐三陸大縦断鉄道旅(3)陸前高田~大船渡~盛~釜石~鵜住居 ★陸前高田 奇跡の醤油!★

さて大船渡線BRTのバスは気仙沼駅を出た。 本吉~気仙沼~陸前高田~大船渡のあたり  が乗降客さんが特に多い印象である。

…2010年末に大船渡線に乗ったときのことは鮮明に覚えているが、気仙沼駅を出てそのままトンネルをくぐり北上する。途中駅は鹿折唐桑 北鹿折 など…。 ししおりと読む。 鹿折と唐桑はいずれも気仙沼の北ですが、鹿折が西で唐桑が東の海岸寄りですね。 唐桑が気仙沼と合併したのは2006年ということで本吉と近い時期である。

BRTは旧大船渡線と少し離れて海岸よりの国道を北に向かった。地図を見ると、旧大船渡線と大船渡線BRTは、鹿折唐桑駅まではだいたい同じとこを通っているが、大船渡線は山の中をまっすぐ北に進み上鹿折駅に向かい 途中で東に折れて陸前矢作駅 竹駒駅を経て北西の方向から陸前高田に入る。

一方BRTは 上鹿折や陸前矢作は経由せず 海沿いの国道45号線を経由して南西の方向から陸前高田に達する。

…ほどなくして陸前高田に到着した。 

街の西の入口に位置する高田松原の奇跡の一本松は 報道でご覧になった方も多いかと思う。BRTの停留所にもなっている。 樹脂で保存してるんだったかな。 (下記写真:クレーンの下にありますね)

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…ご覧のように陸前高田の街はまだ更地が多く街の再興はまだ途上にあるようだった。 久慈でお会いした復興に携わっている方のお話だと、陸前高田は空前規模のかさ上げを行っている。ベルトコンベアーで土を山側から運んで街を丸ごとかさ上げするということで5000億円(だったかな)かかるとのこと。

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…来てみると分かるのだが陸前高田の街は広田湾という幅の広い湾口の海に面しており、津波が来たら避けようがない地形である。お気の毒にも 津波で街の全てを流されてしまった(陸前高田公式ガイド)そうです。 …これは完全に自然環境の問題で 行政の手際の問題とか云々ではないと思った。 そして陸前高田の方々は、大規模なかさ上げをするという決断に至ったのかなと思った。 たぶん志津川とならんで陸前高田は復興に時間を要している街だと思うが、それだけに陸前高田がさらに素晴らしい街になることを願っています。

…ちょうど陸前高田のお醤油屋さんがNHKの逆転人生! という番組で放送されていたので観ました。津波で全てを流された陸前高田の醤油醸造元の八木澤商店 ヤマセン醤油のもろみが 釜石の研究所に保管されてたものが4kgだけ奇跡的に残っていて  社長さんが4億円借金して西となりの一ノ関(と合併した大東:陸前高田のすぐとなり)に工場を再建して いま陸前高田の街で力強くお醤油を売っている…という話だった。



全部流されてしまった中で 元の味覚の醤油を復活させた八木澤商店の社員の方々そしてそれに協力した関係者各位(陸前高田の方々 もろみを見つけてくれた研究所の方 愛用していたお客さん 銀行さんなど) のご努力はすごいと思った。



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2010年12月末に来たときは、鹿折唐桑の写真は撮ったんですが陸前高田の写真は撮ってなかった。記憶もすっぽり抜けているが 気仙沼を出たときはガラガラだった車内が  たしか大船渡に向かって朝が明けていくに連れて高校生さんとかが乗り込んできて人が多少増えていったようでした。 当時のブログを見返すと 養殖のいかだが見えたとあるから 陸前高田の広田湾のことかな と思う。

今回は昼間に来ていたので 陸前高田からもBRTに乗車する方が多く 大船渡に向かうに連れてバスは混雑していった。席が7割埋まるくらいかな。 さっきの番組に出てらしたが 必殺仕事人の花屋の政こと村上弘明さんも陸前高田のご出身とのこと。

BRTのバスは小友 下船渡など 前回来たときの記憶がある駅名の停留所を経て大船渡に達した。

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大船渡は郊外型店舗なども立ち並び 街の再興が進んでいるように思った。…部外者なのでわかりませんが地形の問題(大船渡湾は細く切れ込んだ湾である)とか もともと陸前高田より大船渡の方が街の規模が大きいとか いろいろ理由があるのかなと思う。 東北の復興に精力的に参画しておられる鹿島アントラーズの小笠原満男選手とか 160km/hの球速の選手(よくは知らない…)とかも大船渡高校ですね。

…BRTと鉄路復活問題について云うと、私見ではBRT化で不便を強いられているのは

1 志津川  (鉄道が通じている柳津(石巻近郊)と気仙沼のちょうど中間…)
2 陸前高田 (鉄道が通じている気仙沼と 盛(大船渡)のちょうど中間…)
3 大船渡 (三陸鉄道リアス線は盛まで来てるけど 肝心の大船渡線が気仙沼までしか来ていない)

この3つの街だと思う。ついで南北の鉄路がBRT化されてしまっている気仙沼 その南の本吉 といったところでしょうか。

BRTは地域の公共交通としての機能は満たしているかもしれないが、やはり安定的な大量輸送が可能な鉄道と比べると交流人口(他所から来る人)が減ってしまうのは否めない。 JR東日本さんには何とか柳津~志津川~歌津~本吉~気仙沼~陸前高田~大船渡~盛間の三陸南部縦貫線の復活をお願いいたします。

この出費に関しては、政府からも東日本にご支援いただきたいです。できれば2025年までに復旧させてほしいです。 盛~前谷地間を三陸鉄道に移管というウルトラCもあり得るが、体力的に厳しいか…。

…大船渡や陸前高田は気仙地域ということで 気仙沼や本吉 志津川も含めて三陸中部~南部を気仙とよぶとのこと。気仙とは古い地名でもあり また広い地域を指す地名のようだ。2010年師走に来たときにパンフレットに載ってました。 …そもそも旧陸奥国が陸中 陸前 etc.に分かれたのも幕末?とか明治とかさいきんなので そういうことなんだな…と思った。

…大船渡を出るとほどなくBRTの右側に三陸鉄道南リアス線が寄り添い ようやく盛駅に着いた。 …つづきは大縦断旅の(4)へ!

(完)

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この記事へのコメント

野良猫さん
2019年06月08日 19:42
JRは駅ナカ企業と貸してしまったので、JR主導の復旧は困難でしょうねえ。
ここは新・日本国有鉄道を作るしか。

何気に上鹿折駅〜陸前矢作駅の県境区間が実質廃線になってしまいましたね。
管理人
2019年06月08日 20:10
>野良猫さん
どうもありがとーございます。

そうですなー。そもそも公共社会基盤の最たるものである鉄道を分割民営化したらこうなるわな…。民営化はやむを得なかったと思いますが 6分割は地方(北海道九州四国)に不利すぎる…。 

>ここは新・日本国有鉄道を作るしか。

そうですね。それがいいかと思います。東海とか 路線の有利さだけで利益を貯めこんでるふざけた鉄道会社には、取り敢えず来年度からJR北海道に売上額の30%を毎年譲渡してほしいですね。

>何気に上鹿折駅〜陸前矢作駅の県境区間が実質廃線になってしまいましたね。

そうなんですよね。寸断されてしまっている。…陸前矢作~陸前高田~大船渡方面のBRTは毎時1本あるからそれなりに多いですけど、上鹿折~気仙沼はミヤコーバスさんが東日本の代わりにBRTとして代行してるそうです。本数はいかほどか分かりませんです。

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