関東北部グローバル阿房列車 ~関東縦断!上毛電鉄・秩父鉄道・東武伊勢崎・桐生・小泉線系統の旅~
(写真は太田駅停車中の東武特急「りょうもう」 こんにちわ。…さいきん土曜日は疲れて寝ていることが多いので、昨日は一念発起してでかけることにした。当初は東武東上線と東武越生線を完乗してから上信電鉄、上毛電鉄を乗り潰そうかと思ったが、どうやら東上線には有料特急列車が夜間を除いてないみたいなので今回はやめて、まずは西武池袋線・秩父線で秩父に行くことにした。
① 西武池袋線・秩父線
中央総武緩行線の東西線直通に乗ったら、思いのほか早く高田馬場に着いた。乗り換えて池袋には40分くらいで着いた。けっこう近いもんである。
池袋からNRAのちちぶ号で西へと向かった。…半分も埋まってないのに満席間近と表示があったので、?と思っていたが、所沢で7割方埋まったので、それでなんだなと思った。所沢の手前は北多摩エリアで、前世紀末頃に3年ほど暮らしていたので懐かしい。自由学園という学校が沿線に見えた。 所沢では川越方面、新宿方面、国分寺方面などからの路線が集結しているので、各方面から来た人たちが、所沢から乗るのかなと思った。
…所沢で北から南に抜けて、すぐ急カーブで西北へと向かう。飯能でスイッチバックして、吾野へと向かう。線路はその辺から単線となっている。そしてどうやら、グングンと上り勾配を登っていく。
吾野は通過駅だが、駅の近くにホッパーというのか、石灰岩を貨車に落とし込む構造物が立っていて、貨物列車が健在だった頃を偲ばせる。
その先の正丸トンネルという長いトンネルの中で、待避線があるということだったので、注意していたら、左側に普通列車が停まっていた。…右側通行で交換列車をパスしていったので、面白いなと思った。
…トンネルを抜けて、だんだん下って行った。西武秩父の手前の横瀬駅で、けっこう多くの人が降りていった。…隣に、秩父鉄道直通の長瀞行きが停まっていた。…長瀞より先まで行くので、敢えて乗らずに、西武秩父まで乗った。
② 秩父鉄道編
御花畑駅まで歩いた。…なんとものどかな駅名である。…御花畑から三峰口までは乗ったことがあるので、今回の目的は東方面の羽生まで乗って、秩父鉄道に完乗することである。
御花畑駅はけっこう賑わっていた。ハイキングやトレッキングや登山を楽しむ人々のようだった。西に行く人が多いようだ。
やがて来た熊谷行きに乗り込んだ。…昔の国電の列車のようである。懐かしくもある。塗装は変えてあって、クリーム色に青い帯の、落ち着いた風情である。
…秩父鉄道は貨物輸送が健在らしく、沿線で獲れた?石灰岩やらを運んでいるようだった。貨物列車がけっこう目についた。いいことである。
…パンフレットなどを見ると、途中でSLと行き交うようだったので、注意してみていたら、途中の駅でSLと交換します、と親切にアナウンスしてくれたので、待っていたら、SL「パレオエクスプレス」が来たので写真に撮った。なかなか立派な列車だった。けっこう地元の人たちも見ていた。女子高生とかも写真を撮っていたようだった。
…長瀞駅では多くの人が行き交っていた。長瀞駅の手前で荒川を渡った。なかなか見事な眺めである。
気づいたら寄居駅だった。右から八高線が合流していたようだったか気づかなかった。寄居駅を出ると、右前方に東上線が南下していき、寄り添っていた八高線もやがて左に北上していった。
やがて新幹線の高架が合流してきて、熊谷駅に着いた。…横に羽生行きが待っていたので、それに乗った。
秩父鉄道は、立っている人は居なかったが、座席は6割方埋まっており、なかなか繁盛していたようだったのでよかった。…羽生駅では伊勢崎線と接続している。…とりあえず秩父鉄道完乗が果たせたのでよかった。
③ 東武佐野線・小泉線・桐生線 編
…羽生駅で12:00ちょっと前だった。…今日はとりあえず上毛電鉄には乗れそうだったので、とりあえず佐野線、小泉線・桐生線を完乗してから、上毛電鉄に乗って、最後に伊勢崎線の伊勢崎~太田間に乗って伊勢崎線エリア完乗を完成させよう…と思った。
羽生から館林に向かい、館林から佐野に向かうことにした。…館林までは複線で、館林からは、右から佐野線・伊勢崎線・小泉線の3線がそれぞれ単線で分かれていく。
佐野線と小泉線のホームは、館林駅の両端にあって、その入り口には詰め所があって、駅員さんが座っていた。…「切符を拝見しております」と書いてあったので、一応見せたけど、他のお客さんたちは特に見せていないようだった。
…名古屋鉄道でも、広見線の新可児~御嵩間と、蒲郡線の吉良吉田~蒲郡間は、ワンマンになっていて、途中駅は無人駅となっていたようで、運転手さんが切符を回収していた。そして乗換地点の新可児や吉良吉田には同じ会社の中での乗換なのに乗換口に自動改札があって、何か変な感じだったのだが、東武線においては、そこまで切迫しているわけではなさそうで、佐野線、小泉線、太田以西の伊勢崎線も、各駅には駅員さんがいて、乗客もけっこういたので、とりあえずよかった。
…佐野線は1時間に1本から2本程度走っているようだった。渡良瀬川を渡って、佐野の手前で左に急カーブして両毛線に接続し、その後は右に急カーブして終点の葛生に着いた。
…土曜日だったので、葛生駅には女子高生さんたちが多くいた。…土曜も学校とは大変だなと思った。小さな町のようで、お店はあまり見当たらなかった。しかし、のんびりした感じでよかった。
葛生の北には路線が伸びていたらしく、線路は続いていた。…貨物線らしかったが、今は使われていないようだった。葛生には朝、浅草に向かう特急と、夜に浅草から帰ってくる特急があって、1往復ながら首都圏直結の特急が来ているようなのでよかった。
館林に戻り、今度は小泉線に乗りに行った。…佐野線の佐野には両毛線で来たことがあったが、小泉線は完全に未知のエリアである。…佐野線でもそうだったが、小泉線の車内にも、少し外国の印象をあたえる日系人さんらしい人たちをけっこう多くお見かけした。
…館林を過ぎて、南側に、何やら管制塔らしきものがある。…二度見したが、どう見ても管制塔である。ケータイで調べると、館林空港というようなもののようだった。…残念ながら、今は使われていないとのことだった。…この辺は中島飛行機が拠点にしていたエリアなので、零戦などを作ったり飛ばしたりしていたのかなと思った。…今も後身の富士重工があるので、製造業が盛んなエリアである。
…小泉線はそれほど長い路線ではなく、東小泉で桐生に向かう小泉線(実質的には東小泉~太田~赤城間で実質的に桐生線と一体となっている)と分かれ、そのまま西にまっすぐ進むと、終着駅の西小泉駅に着いた。
ここが、この辺の自治体邑楽郡大泉町の中心部らしい。駅は使われていないホームや側線が残っていて、大きな規模である。駅舎も立派である。どうやら戦時中、中島飛行機とかの関係で、貨物輸送なども活発だったようだ。
…何で東小泉、小泉町、西小泉と小泉が並んでいて、路線も小泉線なのに、大泉町なのか、よく分からない。まあ、どっちでもいいんですが。
…西小泉駅の南側には、何やらお堀があって、お城らしき場所が公園になっていた。
東小泉に戻ると、もうすぐ隣に桐生方面行きの列車が待っていた。なかなか便利な接続になっている。…まあ、1時間に1本くらいなので、接続していないと、逆に困る訳だが…。
列車はのんびりと北西へ向かい、太田の手前で高架になって、太田駅に着いた。これで小泉線完乗を果たした。
太田からは学生さんたちが大挙して乗ってきて、今回の関東北部グローバル阿房列車の中では唯一、満員になった。朝の中央線ほどではないが、けっこうギュウギュウ詰めである。
太田のホームに入線するとき、たくさん乗ってくる気配を感じたので、席を立って運転席の後方右に立つベストポジションを確保した。…この列車は太田から伊勢崎線をまたぐ感じで桐生線に入っていく。…とはいえ実質的には桐生線が本線格で、太田~伊勢崎間は支線格である。
桐生線は今年初めにも来たが、桐生や大間々に向かう路線であり、佐野線・小泉線・伊勢崎支線よりも人口が多い街を抱えているらしく、乗客が多かった。
桐生線はけっこうまっすぐな区間が多かった。藪塚、新桐生を経て相老に着き、相老ではわたらせ渓谷鉄道(旧足尾線)に接続する。…ここから先が未乗区間である。
…相老駅を出ると、わ鐡は右に別れていき、代わりに上毛電鉄が寄り添ってきた。…けっこう長い区間並走している。2㎞くらいか…。一見複線だが、実は単線並列というようなものである。
赤城駅に着いた。これでようやく桐生線完乗となった。 …拠点駅らしく、駅舎には東武と上毛の窓口がそれぞれ設けられていた。わ鐡の大間々駅と並び、大間々町(現・みどり市)の玄関駅らしい。
④ 上毛電鉄編
赤城駅で上毛電鉄一日フリー切符を買った。丁度よい接続で、上毛電鉄の西桐生行きが来たので乗りこんだ。
上毛電鉄といえば、上信電鉄と並んで、春の全国交通ストライキとかで名を聞いていたが、乗るのは初めてで、感慨深かった。…わ鐡とかと並んで集客に努めているらしく、わしが乗ったのはクリスマス列車というやつで、上からかわいらしいぬいぐるみとか、キティちゃんとか、飾り付けがしてあって、こどもたちの描いた絵とか、高校生諸君が書いた税金についての作文とかが飾ってあって、何ともにぎやかで楽しい列車だった。お客さんは、1車両に5人弱くらいだったかな。
…西桐生駅に着いた。ここはJR両毛線の桐生駅から北に徒歩5分くらいとのことだった。…行ってみようかとも思ったが、時間もあまりないのでやめておいた。
上毛電鉄の桐生におけるターミナルらしく古くも風格のある駅で、なかなか味わい深かった。関東の駅100選に選ばれているということだった。駅員さんも親切そうな方だった。
折り返しの中央前橋行きは、12分後くらいの発車だったので、駅の写真などを撮っていたらまたたく間に発車5分前になり、またホームに戻って中央前橋行きに乗った。さっきと同じ列車である。…どうやら京王線で見慣れた列車のようで、上毛電鉄が買って使っているらしい。
西桐生行きのときよりも、お客さんは多く、1車両に15~20人くらいは乗っていた。座席の3割くらいは埋まっていただろうか。入れ替わりもあったが、前橋の手前では5割弱くらい埋まっていたような気がする。
…列車はまた渡良瀬川を渡って赤城駅へと向かった。…途中で東武桐生線と再び並行する路線となった。…となりを赤いりょうもう号が抜かしていった。…複線と見紛う並行路線を、違う列車が競争しているようで、なかなか面白い感じである。りょうもう号は赤城が終着なので、速度を落としていったが、追いつく前に赤城に着いた。
…上毛電鉄は、自転車持ち込み可という扱いらしく、自転車を乗せて乗っている人がけっこういた。いいことである。また無料貸自転車というのも拠点駅で取り扱っているらしかった。とはいえ乗り逃げはできない(?)ので、また自転車に乗って戻ってこないといけないので、わしには使いようがなかったが、こういういろんな工夫をしていて、がんばってるなと思った。途中駅には、トナカイさんとかを模したライトアップの電光などが見えて、これはわ鐡でも似たようなことをやっていたが、近隣各線で協力し合って、集客に努めているのかな…と思った。
…上毛電鉄の北側は赤城山だが、今日はちょっと曇っていてあまり見えなかった。でも山の輪郭は見ることができた。
…中央前橋駅は、前橋市街の北側にあって、立派な駅舎だった。…17:00頃になっており、もう外は暗かった。駅舎には上電グッズが飾ってあって、ご購入は上毛電鉄本社の売店で、とのことだったので、駅の北側の上電本社の建物に行ってみた。だけど、何やらちょっと暗くて、階段にいろいろと古い写真や鉄道部品が飾ってあったが、売店の位置が分からなくて、断念して帰った。
…中央前橋駅からJR前橋駅までは900mほどあるとのことで、歩こうかとも思ったが、荷物も多く疲れていたので断念し、シャトルバスを待つことにした。シャトルバスは上毛電鉄が着くたびに前橋駅に向かう時間設定がされているそうだった。上電本社(徒歩2分)くらいから中央前橋駅に戻ったら、レトロ風のシャトルバスが来たので、発車はまだ10分ほど先とのことだったが、乗らせてもらった。
…シャトルバスは前橋市の中心街を縦断し、前橋駅へと着いた。前橋駅は県庁所在地の駅らしく、大きな駅で高架駅だった。ホームは2面で4線だった。…上野へ向かう特急や直通の普通もけっこうあるようであり、支線の駅ではあるが、県庁所在地として優等列車の発着があるんだなと思った。
…上野行きの普通列車があるようだったが、伊勢崎線の伊勢崎~太田に乗らないと旅が完結しないので、前橋駅で駅弁を買って、小山行きに乗って3駅で伊勢崎駅に着いた。
⑤ 伊勢崎線完乗編
…伊勢崎駅はさいきん高架になったようで、真新しい立派な駅だった。…よく覚えていないが、前に上越線・只見線に乗りに来たとき(2009年末)はまだ工事中だったかなと思う。
東武伊勢崎線の伊勢崎駅はまだ高架にしている途中らしく、工事中の駅舎だった。ここからは伊勢崎~太田間で普通列車が日中は1時間に1本くらい、朝夕は1時間に2~3本くらいある。朝浅草に向かい、夜伊勢崎に帰ってくる特急りょうもうも、設定されている。
途中世良田という駅がある。…新田氏の分家である世良田氏の故地らしい。…わしの家も新田家系とのことなので、もとはこの辺に関係があったのかな…とも思う。
…やがて太田に着いた。多くのお客さんは太田で降りたのか、あるいは伊勢崎線の足利や桐生線の桐生方面へ向かったのか、いずれにせよ、特急りょうもう号にに乗り換える人はあまり多くなかった。土曜の夜で、商用の人が少ないからかもしれない。このりょうもう号は太田始発だった。
…足利市や館林でだんだん乗ってきて、1車両に10~15人くらいになってきた。秩父鉄道との乗換駅で、朝に来た羽生駅や、東北線との乗換駅久喜駅、日光線との乗換駅東武動物公園などに停まって、そこからはノンストップで北千住に着いた。
…北千住で9割方のお客が降りて、りょうもう号は隅田川をゆっくり渡って終着・浅草駅に着いた。…APECの警備のためとのことで、ゴミ箱が使用停止になっていたのがやや誤算だった。…そういえば前橋駅とかにもお巡りさんがものものしく警護していたので、関東一円厳戒態勢なのかもしれない。…さすがに西小泉駅にはお巡りさんはいなかった。
…今回は効率よく秩父鉄道・東武佐野線・小泉線・桐生線・伊勢崎線・上毛電鉄に完乗できたのでよかった。…こんど関東北部に行くとしたら、東武東上線・越生線・上信電鉄をセットにした旅ということになるだろうか…。上信電鉄の終着・下仁田駅と、信越本線峠越えの拠点・横川駅間のルートがあったら、横川~高崎間も乗ってみたいし、横川から軽井沢までバスとか徒歩で旧線跡を歩けたら最高だなと思います。
でわ。
① 西武池袋線・秩父線
中央総武緩行線の東西線直通に乗ったら、思いのほか早く高田馬場に着いた。乗り換えて池袋には40分くらいで着いた。けっこう近いもんである。
池袋からNRAのちちぶ号で西へと向かった。…半分も埋まってないのに満席間近と表示があったので、?と思っていたが、所沢で7割方埋まったので、それでなんだなと思った。所沢の手前は北多摩エリアで、前世紀末頃に3年ほど暮らしていたので懐かしい。自由学園という学校が沿線に見えた。 所沢では川越方面、新宿方面、国分寺方面などからの路線が集結しているので、各方面から来た人たちが、所沢から乗るのかなと思った。
…所沢で北から南に抜けて、すぐ急カーブで西北へと向かう。飯能でスイッチバックして、吾野へと向かう。線路はその辺から単線となっている。そしてどうやら、グングンと上り勾配を登っていく。
吾野は通過駅だが、駅の近くにホッパーというのか、石灰岩を貨車に落とし込む構造物が立っていて、貨物列車が健在だった頃を偲ばせる。
その先の正丸トンネルという長いトンネルの中で、待避線があるということだったので、注意していたら、左側に普通列車が停まっていた。…右側通行で交換列車をパスしていったので、面白いなと思った。
…トンネルを抜けて、だんだん下って行った。西武秩父の手前の横瀬駅で、けっこう多くの人が降りていった。…隣に、秩父鉄道直通の長瀞行きが停まっていた。…長瀞より先まで行くので、敢えて乗らずに、西武秩父まで乗った。
② 秩父鉄道編
御花畑駅まで歩いた。…なんとものどかな駅名である。…御花畑から三峰口までは乗ったことがあるので、今回の目的は東方面の羽生まで乗って、秩父鉄道に完乗することである。
御花畑駅はけっこう賑わっていた。ハイキングやトレッキングや登山を楽しむ人々のようだった。西に行く人が多いようだ。
やがて来た熊谷行きに乗り込んだ。…昔の国電の列車のようである。懐かしくもある。塗装は変えてあって、クリーム色に青い帯の、落ち着いた風情である。
…秩父鉄道は貨物輸送が健在らしく、沿線で獲れた?石灰岩やらを運んでいるようだった。貨物列車がけっこう目についた。いいことである。
…パンフレットなどを見ると、途中でSLと行き交うようだったので、注意してみていたら、途中の駅でSLと交換します、と親切にアナウンスしてくれたので、待っていたら、SL「パレオエクスプレス」が来たので写真に撮った。なかなか立派な列車だった。けっこう地元の人たちも見ていた。女子高生とかも写真を撮っていたようだった。
…長瀞駅では多くの人が行き交っていた。長瀞駅の手前で荒川を渡った。なかなか見事な眺めである。
気づいたら寄居駅だった。右から八高線が合流していたようだったか気づかなかった。寄居駅を出ると、右前方に東上線が南下していき、寄り添っていた八高線もやがて左に北上していった。
やがて新幹線の高架が合流してきて、熊谷駅に着いた。…横に羽生行きが待っていたので、それに乗った。
秩父鉄道は、立っている人は居なかったが、座席は6割方埋まっており、なかなか繁盛していたようだったのでよかった。…羽生駅では伊勢崎線と接続している。…とりあえず秩父鉄道完乗が果たせたのでよかった。
③ 東武佐野線・小泉線・桐生線 編
…羽生駅で12:00ちょっと前だった。…今日はとりあえず上毛電鉄には乗れそうだったので、とりあえず佐野線、小泉線・桐生線を完乗してから、上毛電鉄に乗って、最後に伊勢崎線の伊勢崎~太田間に乗って伊勢崎線エリア完乗を完成させよう…と思った。
羽生から館林に向かい、館林から佐野に向かうことにした。…館林までは複線で、館林からは、右から佐野線・伊勢崎線・小泉線の3線がそれぞれ単線で分かれていく。
佐野線と小泉線のホームは、館林駅の両端にあって、その入り口には詰め所があって、駅員さんが座っていた。…「切符を拝見しております」と書いてあったので、一応見せたけど、他のお客さんたちは特に見せていないようだった。
…名古屋鉄道でも、広見線の新可児~御嵩間と、蒲郡線の吉良吉田~蒲郡間は、ワンマンになっていて、途中駅は無人駅となっていたようで、運転手さんが切符を回収していた。そして乗換地点の新可児や吉良吉田には同じ会社の中での乗換なのに乗換口に自動改札があって、何か変な感じだったのだが、東武線においては、そこまで切迫しているわけではなさそうで、佐野線、小泉線、太田以西の伊勢崎線も、各駅には駅員さんがいて、乗客もけっこういたので、とりあえずよかった。
…佐野線は1時間に1本から2本程度走っているようだった。渡良瀬川を渡って、佐野の手前で左に急カーブして両毛線に接続し、その後は右に急カーブして終点の葛生に着いた。
…土曜日だったので、葛生駅には女子高生さんたちが多くいた。…土曜も学校とは大変だなと思った。小さな町のようで、お店はあまり見当たらなかった。しかし、のんびりした感じでよかった。
葛生の北には路線が伸びていたらしく、線路は続いていた。…貨物線らしかったが、今は使われていないようだった。葛生には朝、浅草に向かう特急と、夜に浅草から帰ってくる特急があって、1往復ながら首都圏直結の特急が来ているようなのでよかった。
館林に戻り、今度は小泉線に乗りに行った。…佐野線の佐野には両毛線で来たことがあったが、小泉線は完全に未知のエリアである。…佐野線でもそうだったが、小泉線の車内にも、少し外国の印象をあたえる日系人さんらしい人たちをけっこう多くお見かけした。
…館林を過ぎて、南側に、何やら管制塔らしきものがある。…二度見したが、どう見ても管制塔である。ケータイで調べると、館林空港というようなもののようだった。…残念ながら、今は使われていないとのことだった。…この辺は中島飛行機が拠点にしていたエリアなので、零戦などを作ったり飛ばしたりしていたのかなと思った。…今も後身の富士重工があるので、製造業が盛んなエリアである。
…小泉線はそれほど長い路線ではなく、東小泉で桐生に向かう小泉線(実質的には東小泉~太田~赤城間で実質的に桐生線と一体となっている)と分かれ、そのまま西にまっすぐ進むと、終着駅の西小泉駅に着いた。
ここが、この辺の自治体邑楽郡大泉町の中心部らしい。駅は使われていないホームや側線が残っていて、大きな規模である。駅舎も立派である。どうやら戦時中、中島飛行機とかの関係で、貨物輸送なども活発だったようだ。
…何で東小泉、小泉町、西小泉と小泉が並んでいて、路線も小泉線なのに、大泉町なのか、よく分からない。まあ、どっちでもいいんですが。
…西小泉駅の南側には、何やらお堀があって、お城らしき場所が公園になっていた。
東小泉に戻ると、もうすぐ隣に桐生方面行きの列車が待っていた。なかなか便利な接続になっている。…まあ、1時間に1本くらいなので、接続していないと、逆に困る訳だが…。
列車はのんびりと北西へ向かい、太田の手前で高架になって、太田駅に着いた。これで小泉線完乗を果たした。
太田からは学生さんたちが大挙して乗ってきて、今回の関東北部グローバル阿房列車の中では唯一、満員になった。朝の中央線ほどではないが、けっこうギュウギュウ詰めである。
太田のホームに入線するとき、たくさん乗ってくる気配を感じたので、席を立って運転席の後方右に立つベストポジションを確保した。…この列車は太田から伊勢崎線をまたぐ感じで桐生線に入っていく。…とはいえ実質的には桐生線が本線格で、太田~伊勢崎間は支線格である。
桐生線は今年初めにも来たが、桐生や大間々に向かう路線であり、佐野線・小泉線・伊勢崎支線よりも人口が多い街を抱えているらしく、乗客が多かった。
桐生線はけっこうまっすぐな区間が多かった。藪塚、新桐生を経て相老に着き、相老ではわたらせ渓谷鉄道(旧足尾線)に接続する。…ここから先が未乗区間である。
…相老駅を出ると、わ鐡は右に別れていき、代わりに上毛電鉄が寄り添ってきた。…けっこう長い区間並走している。2㎞くらいか…。一見複線だが、実は単線並列というようなものである。
赤城駅に着いた。これでようやく桐生線完乗となった。 …拠点駅らしく、駅舎には東武と上毛の窓口がそれぞれ設けられていた。わ鐡の大間々駅と並び、大間々町(現・みどり市)の玄関駅らしい。
④ 上毛電鉄編
赤城駅で上毛電鉄一日フリー切符を買った。丁度よい接続で、上毛電鉄の西桐生行きが来たので乗りこんだ。
上毛電鉄といえば、上信電鉄と並んで、春の全国交通ストライキとかで名を聞いていたが、乗るのは初めてで、感慨深かった。…わ鐡とかと並んで集客に努めているらしく、わしが乗ったのはクリスマス列車というやつで、上からかわいらしいぬいぐるみとか、キティちゃんとか、飾り付けがしてあって、こどもたちの描いた絵とか、高校生諸君が書いた税金についての作文とかが飾ってあって、何ともにぎやかで楽しい列車だった。お客さんは、1車両に5人弱くらいだったかな。
…西桐生駅に着いた。ここはJR両毛線の桐生駅から北に徒歩5分くらいとのことだった。…行ってみようかとも思ったが、時間もあまりないのでやめておいた。
上毛電鉄の桐生におけるターミナルらしく古くも風格のある駅で、なかなか味わい深かった。関東の駅100選に選ばれているということだった。駅員さんも親切そうな方だった。
折り返しの中央前橋行きは、12分後くらいの発車だったので、駅の写真などを撮っていたらまたたく間に発車5分前になり、またホームに戻って中央前橋行きに乗った。さっきと同じ列車である。…どうやら京王線で見慣れた列車のようで、上毛電鉄が買って使っているらしい。
西桐生行きのときよりも、お客さんは多く、1車両に15~20人くらいは乗っていた。座席の3割くらいは埋まっていただろうか。入れ替わりもあったが、前橋の手前では5割弱くらい埋まっていたような気がする。
…列車はまた渡良瀬川を渡って赤城駅へと向かった。…途中で東武桐生線と再び並行する路線となった。…となりを赤いりょうもう号が抜かしていった。…複線と見紛う並行路線を、違う列車が競争しているようで、なかなか面白い感じである。りょうもう号は赤城が終着なので、速度を落としていったが、追いつく前に赤城に着いた。
…上毛電鉄は、自転車持ち込み可という扱いらしく、自転車を乗せて乗っている人がけっこういた。いいことである。また無料貸自転車というのも拠点駅で取り扱っているらしかった。とはいえ乗り逃げはできない(?)ので、また自転車に乗って戻ってこないといけないので、わしには使いようがなかったが、こういういろんな工夫をしていて、がんばってるなと思った。途中駅には、トナカイさんとかを模したライトアップの電光などが見えて、これはわ鐡でも似たようなことをやっていたが、近隣各線で協力し合って、集客に努めているのかな…と思った。
…上毛電鉄の北側は赤城山だが、今日はちょっと曇っていてあまり見えなかった。でも山の輪郭は見ることができた。
…中央前橋駅は、前橋市街の北側にあって、立派な駅舎だった。…17:00頃になっており、もう外は暗かった。駅舎には上電グッズが飾ってあって、ご購入は上毛電鉄本社の売店で、とのことだったので、駅の北側の上電本社の建物に行ってみた。だけど、何やらちょっと暗くて、階段にいろいろと古い写真や鉄道部品が飾ってあったが、売店の位置が分からなくて、断念して帰った。
…中央前橋駅からJR前橋駅までは900mほどあるとのことで、歩こうかとも思ったが、荷物も多く疲れていたので断念し、シャトルバスを待つことにした。シャトルバスは上毛電鉄が着くたびに前橋駅に向かう時間設定がされているそうだった。上電本社(徒歩2分)くらいから中央前橋駅に戻ったら、レトロ風のシャトルバスが来たので、発車はまだ10分ほど先とのことだったが、乗らせてもらった。
…シャトルバスは前橋市の中心街を縦断し、前橋駅へと着いた。前橋駅は県庁所在地の駅らしく、大きな駅で高架駅だった。ホームは2面で4線だった。…上野へ向かう特急や直通の普通もけっこうあるようであり、支線の駅ではあるが、県庁所在地として優等列車の発着があるんだなと思った。
…上野行きの普通列車があるようだったが、伊勢崎線の伊勢崎~太田に乗らないと旅が完結しないので、前橋駅で駅弁を買って、小山行きに乗って3駅で伊勢崎駅に着いた。
⑤ 伊勢崎線完乗編
…伊勢崎駅はさいきん高架になったようで、真新しい立派な駅だった。…よく覚えていないが、前に上越線・只見線に乗りに来たとき(2009年末)はまだ工事中だったかなと思う。
東武伊勢崎線の伊勢崎駅はまだ高架にしている途中らしく、工事中の駅舎だった。ここからは伊勢崎~太田間で普通列車が日中は1時間に1本くらい、朝夕は1時間に2~3本くらいある。朝浅草に向かい、夜伊勢崎に帰ってくる特急りょうもうも、設定されている。
途中世良田という駅がある。…新田氏の分家である世良田氏の故地らしい。…わしの家も新田家系とのことなので、もとはこの辺に関係があったのかな…とも思う。
…やがて太田に着いた。多くのお客さんは太田で降りたのか、あるいは伊勢崎線の足利や桐生線の桐生方面へ向かったのか、いずれにせよ、特急りょうもう号にに乗り換える人はあまり多くなかった。土曜の夜で、商用の人が少ないからかもしれない。このりょうもう号は太田始発だった。
…足利市や館林でだんだん乗ってきて、1車両に10~15人くらいになってきた。秩父鉄道との乗換駅で、朝に来た羽生駅や、東北線との乗換駅久喜駅、日光線との乗換駅東武動物公園などに停まって、そこからはノンストップで北千住に着いた。
…北千住で9割方のお客が降りて、りょうもう号は隅田川をゆっくり渡って終着・浅草駅に着いた。…APECの警備のためとのことで、ゴミ箱が使用停止になっていたのがやや誤算だった。…そういえば前橋駅とかにもお巡りさんがものものしく警護していたので、関東一円厳戒態勢なのかもしれない。…さすがに西小泉駅にはお巡りさんはいなかった。
…今回は効率よく秩父鉄道・東武佐野線・小泉線・桐生線・伊勢崎線・上毛電鉄に完乗できたのでよかった。…こんど関東北部に行くとしたら、東武東上線・越生線・上信電鉄をセットにした旅ということになるだろうか…。上信電鉄の終着・下仁田駅と、信越本線峠越えの拠点・横川駅間のルートがあったら、横川~高崎間も乗ってみたいし、横川から軽井沢までバスとか徒歩で旧線跡を歩けたら最高だなと思います。
でわ。
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